水耕栽培を試してみる(3.21更新)
今回は自宅で水耕栽培を、試してみます。
本来ならどかーんと投資して、設備を導入したい所ですが、我が家は零細農家。
零細農家には零細農家のやり方で水耕栽培の実験です。
育てるのはアイスプラントことソルトリーフ!
方法は
100均で材料調達!
小物ケース(6分割)×2
スポンジ(6p)×1
スポンジをケースに合わせてハサミで2分割
切ったスポンジをケースへ
--ここから進展追加です。
スポンジの真ん中にカッターで切れ目を
入れ、タネを押し込む
後は、水をたっぷりと浸して新聞紙で覆う。
25度の苗床であとは発芽を待つばかり
続きはブログにて更新していきます。
発芽するまでの間、少し水耕栽培について勉強しておきましょう
◇水耕栽培
水耕栽培とは、土を使わずに、水を使って作物を栽培すること。
メリットは、何といっても、衛生的かつ簡単に作物を育てられることです。
水耕栽培は、基本的に室内で行うので、虫や病気から植物を簡単に守ることができ、草抜きなどの管理も必要ありません。
また、狭いスペースでも野菜を栽培することができ、天候や時期を気にせずに、好きな時に好きな野菜を育てることができます。
土耕栽培に比べてやり方も簡単なので、ガーデニング未経験者の方でも気軽に始めることができます。
水耕栽培を始めるに当たり、準備するもの
水耕栽培に使用する道具は厳密に決まっていないので、100円ショップなどを利用すれば、初期費用は2000円程度で済むことがほとんどです。
○野菜の種や苗
まずは育てたい野菜の種を購入しましょう。水耕栽培用の種というものはなく、通常販売されているものを利用します。
種から育てるやり方以外にも、スーパーなどで購入した野菜の根を、苗として利用するやり方もあります。
スプラウトや葉物野菜を育てたい場合は、苗から育てた方が、早く収穫できる上、費用もかからないのでおすすめです。
○水耕栽培おすすめ野菜
①ブロッコリースプラウト
ブロッコリーの種から育てる方法と、購入したブロッコリースプラウトの使用後に残った根を利用して育てる方法があります。
とても育てやすいので、初めての水耕栽培におすすめの野菜です。
②豆苗
豆苗も、種を購入するやり方と、再生栽培の2通りの育て方ができます。
豆苗は、ブロッコリースプラウトよりも大きく育つので、難易度は変わらないものの、育て甲斐があって、生長を眺めるのも楽しいです。
わ③水菜
水菜は、種から育てる方法が一般的ですが、購入してきたものも水耕栽培に利用できます。
水菜は、水に浸けておくと根が生えてくるので、それを利用して再生栽培することができるので、ぜひ試してみてください。
④リーフレタス
リーフレタスはいくつか種類がありますが、いずれも比較的簡単に水耕栽培できます。
種から育てても良いですし、水耕栽培のリーフレタスを購入して、根を利用し、再生栽培することも可能です。
⑤パクチー
パクチーは種から育てます。しかし、パクチーの種は他の野菜に比べて発芽しにくいので、種を購入したら、殻を割ってから蒔くようにしましょう。
また、少し水を多めにしておくと発芽率が上がりますよ。
⑥ネギ
ネギは、種からも育てることができますが、再生栽培をするのが一般的です。
スポンジなどを用意せずに、容器に浸けておくだけでもグングン伸びるので、簡単に育てることができます。
⑦ニンジンの葉
調理時に切り落とすニンジンの上部を使用した水耕栽培も人気があります。
やり方は非常にシンプルで、ニンジンの上部を水に浸けておくだけです。しばらくすると葉が伸びてきますが、もちろん食べることもできますし、かわいい葉の形を鑑賞するのもおすすめです。
⑧パセリ
パセリは種から育てます。
パセリは水耕栽培で育てると、流通しているものより葉が柔らかくなり、味も良くなると言われています。
また、他の野菜に比べ、収穫時期が長期間にわたるので、コストパフォーマンスも優れています。
⑨バジル
バジルなどのハーブ類も、水耕栽培で育てやすく、あまり失敗することがありません。
数種類のハーブを同時に育てて、水耕栽培のハーブガーデンを作るのも楽しいですよ。
⑩ミニトマト
ミニトマトは水耕栽培でも育てることができます。
ただ、容器選びには注意が必要で、背が高くなる分、安定感のある容器で育てるようにしましょう。
また、実が大きくなると、倒れてしまうこともあるので、できるだけ小さな実が生るミニトマトを選ぶようにしましょう。
○苗を育てる容器
水が漏れない容器ならば、基本的にどんなものでも大丈夫です。
育てたい野菜の大きさや、量に合わせて選びましょう。
もちろん新たに購入しなくても、お手持ちの食器などを利用して育てることもできます。
○種を蒔く土台
食器用スポンジや、掃除用のメラミンスポンジなど、水をたっぷり含めるものなら種類は問いません。
さらに、ハイドロボールを利用するやり方もあります。
ハイドロボールはしっかり水で洗ってから使用するようにしましょう。
また、ハイドロボールは水切りネットやお茶パックなどに入れてから、容器に入れるというやり方もあります。
水切りネットやお茶パックに入れる方法は、株ごとの管理や水の管理がしやすくなるというメリットがあるので、おすすめです。
◇水耕栽培での失敗例とその原因
水耕栽培は、簡単ではありますが、失敗してしまうこともあります。
失敗例①発芽しない
水耕栽培を始めても、種が発芽しない事があります。
発芽しない場合は、まず種を蒔いた土台の状態を確認しましょう。
乾燥した室内やエアコンが効いた室内などでは、しっかり水を含ませたつもりでも、土台が乾いてしまっていることがあります。
もし土台が乾いていたら、再び水をしっかり含ませることで、発芽する可能性があります。
また、種には発芽しやすい温度があります。室内の温度が15℃~30℃なら発芽に適していますが、寒い時期や暑い時期で、15℃以下、30℃以上になっている場合は、発芽するまで室温をしっかり管理してあげてください。
水や室内の温度の調整をしても発芽しない場合は、種自体に問題があることもあります。新しい種を蒔いて、再びチャレンジしてみてください。
失敗例②根腐れしてしまう
水耕栽培をしていると、まれに根腐れを起こしてしまうことがあります。
根腐れを起こしてしまう原因として考えられるのは、根の酸素不足です。
根の酸素不足を防ぐためには、根が伸びてきたら、根の上部が水面から出るように調整してあげましょう。
また、水替えを頻繁に行うと、水に空気が含まれるので、根腐れを防ぐことができます。他にも、魚類の飼育用のエアポンプを容器内に取り付けるというやり方もあります。
失敗例③元気に育たない
水耕栽培は、基本的に室内で行うため、栽培時期などを気にしなくても良いのですが、まれに思うように作物が生長しないことがあります。
そういった時は、室内の温度を確認してみましょう。
もし、室温が10℃を下回っていたら、低温が原因で作物が弱ってしまっています。
室内が10℃以上に保たれていたら、大抵の野菜は低温で枯れるということはありませんので、留守中などにもエアコンをつけるなど、対策をしてあげてください。
また、日当たりが悪い場合も、野菜の元気がなくなることがあります。
できるだけ明るく日当たりのよい場所で、育ててあげるようにしましょう。
ただ、日当たりが良い場所は、水が蒸発しやすいので、水を少し多めに入れておくなどの対策も、忘れずに行ってあげてくださいね。
野菜は食べきれずに置いておくと、どんどんしおれていってしまいます。しかし、水耕栽培で野菜を育てていたら、どんな時期にでも、必要な時に必要な分だけ収穫し、いつでも新鮮な状態で食べることができます。また、残留農薬などの心配もないので、安心して食べられるという点も嬉しいです。ぜひ、水耕栽培の方法をマスターして、いろいろな種類の野菜の栽培にチャレンジしてみてくださいね。
0コメント