「アイスプラント」の栄養価と食べ方
今回はうちでも、栽培・販売しているアイスプラント、別名ソルトリーフについて説明します。
◇特徴と栄養価
アイスプラント(ソルトリーフ)は、
プチプチとした食感と適度な塩気が特徴で栄養素を豊富に含んでいます。
葉の回りについている水泡は、
プラッター細胞と呼ばれる細胞の一部で、
土壌から蓄えたカリウムやマグネシウム、
レチノールなどのミネラルを豊富に含んでいます。
・カリウムはレタスの2倍の含有量があり、
高血圧やむくみを抑制し、
血液を浄化する効能があります。
・レチノールは体内に吸収されることで
ビタミンAに変化し、視力低下や乾燥肌
を予防する効果が期待できます。
・βカロテンは活性酸素の発生を抑え、
老化防止やガンの予防に役立ちます。
・他にも、中性脂肪の増加を防止する
ミオイノシトールは、
野菜に通常は含まれない成分です。
100gあたり8kcalしかないことからも、メタボや生活習慣病対策に効果的な野菜として近年注目が集まっています。
◇育て方
アイスプラントはプランターや水栽培で自宅でも簡単に育てられ、植え付けてから1~2ヶ月で収穫することができます。
一般的な葉物野菜は根から収穫しますが、アイスプラントは新芽を収穫します。
枝を伸ばすと、3つほどの新芽がつくので、そのうちの1つを収穫し、他の2本は伸ばしていきます。
1つ1つの芽をハサミで切り取っていくのは手間ですが、苗を育てながら新芽を収穫していくことで、長くアイスプラントを楽しめますよ。
◇アイスプラントの食べ方
野菜は食べる前に水洗いをするのが基本ですが、アイスプラントの場合は水泡に含まれたミネラルが洗い流されてしまうので、水洗いをせずに調理します。もし、洗う場合はさっと水にくぐらす程度にとどめておきましょう。
食べ方としては、生のままサラダにするか、しょうゆやマヨネーズなどをつけて食べると、お酒とよくあいますよ。
また、茹でた鶏と一緒にサンドイッチにすると、適度な塩気がアクセントになっておすすめです。
他にも、熱を加えるととろみが出るので、天ぷらにしたり、スープに加えたりして楽しむこともできます。
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